杉下右京の名言~人は主観抜きに話せない~
皆さま、お世話になっております。
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
誰かに相談されて、「どう答えればいいんだろう?」と不安や心配な気持ちになったことはありませんか?
人は、そんな時、相手を労わるより、問題解決を目的とした接し方になりがちだそうです。
そして、相手にとっては、気持ちを受け止めてもらえず、逆にこちらの話を理解させられることに…。
先日、TVドラマ「相棒」の再放送で、警視庁特命係の杉下右京警部がこんなことを言っていました。
「主観が入るので人は100パーセント誰かのために話をすることはできません」
「親や教師がたとえあなたのためを思って放った言葉でもそこに少しでも親や教師自身のための気持ちが入っているとあなたは高感度でそれを受信してしまう、つまりあなたが人と話をすること自体があなたが傷つくこととイコールになる」
たとえば、「あなたがちゃんとしてくれないと私が怒られる」というのがいい例だと思います。
カウンセラーとしては、理屈抜きに、「大変ですね」「苦しいんですね」と寄り添い、共に思いめぐらし考えていく、に尽きるのでしょうね。

主観が入るので人は100パーセント誰かのために話をすることはできませんが、その主観を排して(間主観性)、「話を聴く」「寄り添う」のがカウンセラーの役目です。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。
カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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