自分に疑問を持とう~思い込みは禁物~

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

10年ほど前、「自分が在席しているのに自分にかかってきた電話に対応し、事後報告もせず自分の目の前で別の同僚にその話をしていた」同僚に猛烈に抗議し、以後、退職するまで無視され続けた経験があります。

 

「担当者が在席中にも関わらず、電話を繋がず勝手に対応し、事後報告もしていない」。これは、業務・コミュニケーション両面で相当な問題だと言えるでしょう。

それに抗議すること自体は自然且つ必然だったと今でも思っています。

問題は、双方に「存在を無視された」「以前の担当者として自分が処理できると思った。仕事を奪ったつもりはない」という思い込みがあり、且つ、相手の気持ちを理解しようとする姿勢が欠如していたことです。

私は、相手が以前の担当者だと分かっているので、「善意でしてくれたんだな」と考え、「ありがとう。助かったよ。でも、いる時は自分でやるから電話繋いでくれたらいいよ」という対応もできた筈。

相手は、たとえ善意でしたことだとしても、「何を怒っているんだろう?」「どこがいけなかったのかな?」と考え、「以前の担当者としてしたことですが、気に障ったなら言ってください」という対応もできた筈。

それができなかったのは、双方が自分の正しさに疑問を持たず、相手を理解しようとしなかったからだ、と今は思っています。

 

私には、「6つの気づき」(後日、またお話ししたいと思います)に繋がる「学び」として、相手には、以後数年間無視し続ける程の「恨み」として、この一件は深く刻み込まれました。

後味は悪かったものの、「自分は悪くない」と盲目的に信じ込まない謙虚さも大切、と気づかされた貴重な経験だったと思います。

 

お楽しみ様でした。

「しくじり先生」としてカウンセラー養成学校で授業したこともあるほど貴重な人生経験であり、「学び」です。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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