学びは失敗の中に~自分のためだけの成長ではない~

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

マイナスの体験は、「嘆き」「悲しみ」「恨み」などではなく、「学び」に昇華し、その上で「大切な教訓」とすることで貴重な財産になると思います。

とは言え、「できればしたくない・しない方がいい体験」には違いなく、この財産は、自分を振り返り、何が良くなかったかを考え、プラスの体験に結びつくように運用したいものです。

 

藤田まことさんは、生前、撮影で「失敗した」と思った作品はビデオ録画して残し、後で鑑賞していたそうです。逆に、「上手くいった」と思った作品は、そうしなかったといいます。

「学びは失敗の中にこそある」ということでしょう。

このエピソードは、ご自身の成長のためでもあり、同時に、テレビや映画を鑑賞する人々に素晴らしい演技で満足していただけることにも結びついていると思えます。

 

カウンセリングも、録音・録画された自分のロールプレイングを聴いたり観たりすると、これでもか、というほど自分で自分にダメ出しするところが出てきます。

「こんなカウンセリングをクライエント様に提供できない」と危機感が湧き、「己を知る」ことで改善・向上に結びつく、という訳です。

これは、仕事や勉強をはじめ、日常のどの場面においても同じではないでしょうか。

 

失敗から学んで自己成長することは、結果として、周囲の人々にもいい影響を与えるようです。

カウンセラーの成長はクライエント様の、仕事や勉強その他の場面での成長は何らかの形で社会や誰かのために。

「自分のためだけの成長ではない」と言えそうです。

 

藤田まことさんは、「失敗作は自分の財産かもしれないが、他の財産と違うのは、増やしてはならない財産であるところ」とも言われています。

「失敗は成功の基」であるとは言え、「できればしたくない・しない方がいい体験」であり、一つの失敗からより多くのことを学び、成功につなげたいもの。ということでしょうか。

 

お楽しみ様でした。

「失敗は成功の基」ですが、同時に「できればしたくない・しない方がいい体験」であるとも言え、それだけに、一つの失敗からより多くのことを学ぼうと思います。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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