何のために~そこに求めるもの~

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

悩みやトラブルについて誰か(周囲の人・相談窓口・カウンセラー など)に相談し、余計に傷つくケースがあります。

相談される側が、相談する側に「求めるもの」と違うものや「受け取りたくないもの」を与えてしまうからでしょうか。

このような「二重被害」の場合、相談内容についての見解(主観)の相違も大きいには違いないでしょうが、相談される側が、「何のために、何を求めて」の相談なのかを理解していない・しようとしない、或いは、分かっていても、それに対応する人間性が備わっていない・自身の主観を優先する、ということが原因として考えられる気がします。

 

「本末転倒(結果としてマイナスになってしまう状況)」とは正にこのことでしょう。

これは、相談事に限ったことではありません。

 

「幸せになるために仕事をしているのに、その仕事のせいで幸せが壊れている」

昔、職場の先輩が毎日長時間の強制残業(残業を美徳とする会社の方針)が生活に影響を及ぼしていることを嘆いて言われた言葉です。

学費を稼ぐためにアルバイトに励んだ結果、勉強が疎かになるようなものでしょうか。

相談室開設間もない今の自分の状況も、常にその危険にさらされていると言えます。

「何のためにすることか、そこに求めるものは何か」。そこのところの履き違えは、こうしてどこにでも存在します。

 

何事においても、目的は何か、本当に大切なことは何か、という本質を忘れてはならないと思います。

それだけに、「己を知る」ということは、やはり大切なのですね。

 

お楽しみ様でした。

カウンセラーとして、カウンセリングの目的を正しく理解し、傲慢な態度を取ったり経験に基づく決めつけをしないように心したいものです。

 

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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