欲求と我慢の間で~誘惑に負けず~
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
私達の周りには、様々な誘惑があります。
それらは、五感(視覚=見る、聴覚=聴く、味覚=味わう、嗅覚=嗅ぐ、触覚=皮膚で感じる)に直接訴えかけ、人の欲望をそそります。
そして、その欲望・欲求を健全に充足させるためには、時には、「我慢」とのバランスを取ることが必要になります。
イリーガルな手段で満たしていい欲求などある筈がないからです。
とは言え、たとえば、手を伸ばせば取れる場所に欲しいものがあって、人の目がない時、黙って持っていきたくなるような衝動にかられる、「魔が差す」こともないとは言い切れないと思います。
ただ、大半の人が、そうならないのは、ルール(法律やマナーなど)に基づいた抑制力を持っているからでしょう。
人には様々な欲求(「~したい」「~したくない」「~は嫌」「~が好き」など)があります。
人には必要な我慢(「~すべき」「~しなければならない」「~してはならない」など)があります。
このバランスが取れていてこそ、ルールを守って抑制力しつつ欲求を健全に充足させられるのでしょう。
たとえば、ある高価な本が読みたくなったとして、
①あの本が欲しい(読みたい)。でも、今はお金がないから給料日まで待とう(しばらく我慢する)。
②あの本が欲しい(読みたい)。でも、今はお金がないから図書館で借りよう(現実が許す範囲内で欲求を満たす)。
欲しい物を買うお金が今なければ、お金ができてから買う(しばらく我慢する)。
好きな人に恋人や配偶者がいたら、諦めて新しい恋を探す(現実が許す範囲内で欲求を満たす)。
こんなところでしょうか。
ルール(法律やマナーなど)や命令に従いつつ、程よく欲求を充足させる。
それが、誘惑に負けず、欲求と我慢の間で健全な状態の自分を保ち続ける、ということなのだと思います。
欲求に走り過ぎず、我慢し過ぎず、程々が一番。なのでしょうね。
人として。健全であるために。
お楽しみ様でした。

誘惑に負けず、欲求と我慢の間で、社会のルールに従いつつ、バランスを取って上手に欲求を満たし、いつも健全でいたいものです。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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