アバタもえくぼ~自分を好きになる~

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

「惚れてしまえば アバタもえくぼ」

惚れたが最後、相手の欠点すらも長所に見えるようになるのですね。

若き日の私にも身に覚えがあります。

 

カウンセリングに来られたり、人間関係に悩んだり、そうした方の中には、自己評価が著しく低かったり、「自分は嫌われている」とか「自分には価値がない」と思い込んでいる方が結構おられるように思います。

一概には言い切れませんが、他者が自分を嫌う以前に、自分自身が「自分を好きでない」のではないかと感じることもあります。

 

「自惚れ(自分に対して過剰に自信を持ち、実際以上に自分が優れていると思い込み、得意になる)」までいってしまうのは問題ですが、自己評価は適切に行い、理不尽な自己否定は避けたいもの。

自惚れない程度には自分を好きでいたいものです。

 

たとえば、私は、成人男性としては相当な小柄です。

今はそんなことはありませんが、若い頃は、普段は気にもしていないのに、恋をした途端にそれ(小柄であること)を再認識し、「柄じゃない」と気持ちに蓋をしていました。

要するに、「小柄であること」を欠点だと捉え、その上、自分の長所からまで目を背けていたのです。

 

ここで、大切なのは自分自身を客観的に観察し、振り返ってみることだと思います。

たとえば…

●「小柄であること」で差別や嫌がらせを受けたり、社会的に不利益を被ったことはない。

●人柄に惚れ、気持ちを打ち明けられないまま想い続けてくれていた女性がいた。

●くれたけ心理相談室のカウンセラーとして、活動の場を得られている。

これらの事実を「自分は嫌われてはいない」「自分は認められている」と率直に認め、その奥に長所があると捉えます。

その上で、

●「血液型はO型。体は小型」を決め台詞にできる。

●「ネクタイを外せば長さが一緒(よしもと新喜劇・池乃めだか師匠のギャグ)」ができる。

●池乃めだか師匠と体型が似ていたお陰で、職場の先輩の結婚式の二次会で「フィーリングカップル5対5」に参加でき、一番人気で一人勝ちした。

これらの「小柄であるが故に得をしていると思えること」を「アバタもえくぼ」とすることで、自惚れない程度には自分もまあまあだと思えているのです。

だから、たとえ我ながら無様だと思うことがあったとしても、社会人としてカウンセラーとしてやれているのだと思います。

 

自分を「好きでない」「好きになれない」ままでは、カウンセリングを受けられたり、他の誰かに相談されたりしても、自分の短所、というか、マイナスに感じているところばかりに心が奪われていて、長所や先の展開などで指摘や助言を受けても、気持ちに響かない、前向きな展望を持てない、ということになりがちな気がします。

発想の転換で、自分の欠点だと思うことを「アバタもえくぼ」でプラスに捉えることができれば、現状打破へのより前向きな気持ちにつながっていく気がします。

苦しみに立ち向かうには、まず、「自分を好きになる」ことからではないでしょうか。

そのために、及ばずながら私もカウンセラーとして誰かの力になれれば、と思っています。

 

お楽しみ様でした。

自分を「好きでない」ままでは、マイナス面ばかりに心が奪われ、前向きな展望につながらない気がします。明るい未来の第一歩は、まず、「自分を好きになる」ことからではないでしょうか。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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