井の中の蛙、我が道を行く~リスペクト≠模倣~
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
何をするにも、経験者の意見や他者のやり方は参考になります。
独りよがりで進めるより、より有益であることは間違いないでしょう。
私も、「井の中の蛙大海を知らず」にはなるまいと心しています。
経験者の意見や他者のやり方を参考にし、自分のやり方を改善する。或いは自分のやり方として取り入れる。
そこには、自己向上心と他者へのリスペクトがあります。
「井の中の蛙大海を知らず」にならないためには、とても大切なことだと思います。
そして、そこで気をつけるべきことは、「従来の自分の良さを捨て去らないこと」「単なる模倣ではなく、自分のやり方として作り替えること」ではないでしょうか。
他者をリスペクトするのは大切なことです。
但し、それは、「自分の良さを捨て、模倣に徹する」こととは違うと思います。
私も今、自分のシステムを構築するのに、トレーニングを受けたり、経験者の意見や他者のやり方を参考にする必要に迫られています。
そこで困惑するのは、ブログを書いていてもそうですが、経験者の意見や他者のやり方がどうしても「隣の芝生」に見えてしまうことです。
自分には自分の個性や良さがある筈なのに、他者をリスペクトしようとする気持ちが必要以上に自己評価を貶めているのです。
「他者をリスペクトする」ことは「自分を否定する」ことではありませんので、「自分の良さを捨て、模倣に徹する」ことで自分の型が完成することは決してないと思います。
私が恐れているのはそこです。
最初から、何かを模倣するのではなく、まず、自分の良さを十分に活かした設計にかかりつつ、参考意見を加えて徐々に完成させていく。
「従来の自分の良さを捨て去らないこと」「単なる模倣ではなく、自分のやり方として作り替えること」ですね。
「隣の芝生が青く見える」のは人間の感情として当然かもしれませんし、大切なリスペクトでもあるでしょう。
だからと言って、自分という「我が家の芝生」が色褪せているということではありませんし、そう考える必要もないと思います。
経験者の意見や他者のやり方をリスペクトしながらも、自分の良さは捨てず、単なる模倣はしない。
大海を知らない井の中の蛙にも、見るべきものはあり。全てを否定する必要はない筈です。
「井の中の蛙、我が道を行く」。これが私のやり方です。
お楽しみ様でした。

経験者の意見や他者のやり方をリスペクトしながらも、自分の良さは捨てず、単なる模倣はしない。大海を知らない井の中の蛙にも、見るべきものはあり。全てを否定する必要はない筈です。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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