ストレスも柿の種も~比率は7対3~

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

暑い。忙(せわ)しい。金がない。

ストレスの多い今日この頃です。

 

ストレスと一口に言いますが、実態は、心や 身体にかかる外からの刺激(例:嫌味を言われる)「ストレス要因」と、外からの刺激によって生じる心身の反応や行動(例:怒りが募る)「ストレス反応」を区別せずに呼んでいるものです。

「ストレス要因」は「ストレッサー」とも呼ばれ、それによって湧き起こる感情の快:不快の比率は7:3がベストだと言われています。

これは、カウンセリングにおいてクライエントとカウンセラーが話す割合や、「柿の種」におけるあられとピーナッツの配合比率、それぞれの理想の数値と同じだそうです。

 

同じストレス刺激を受けてもそれをどう認知・評価するかでストレスとなるのか否かが違います。

同じ目に遭っても、人(それぞれの受け止め方)によってストレスになったりならなかったりするのですね。

更にはっきりと言えるのは、ストレスは、「思い通りにならないこと」を認知している時に生じる、ということ。

それはそうです。

思い通りになっている状態でストレスは感じにくいでしょう。

但し、結婚前のマリッジブルーや、贔屓のプロ野球チームが順調に勝ち続けていても失速への恐怖感が常にある、というような、「今、思い通りになっている」が故の、それが上手くいかなくなることへの不安によるストレスの発生もなくはありませんが。

 

こうしたストレスを感じながらも、その快:不快の比率が7:3ならばちょうど良いとされるそうです。

ハードな状況であっても、その人にとって「やり甲斐」や「楽しさ」を感じられればストレスにはならないし、余裕があるようでも、本人の望む状況でなければストレスになる、ということですね。

「やり甲斐」や「楽しさ」を感じられるということは適度な緊張状態(交感神経)と安心感(副交感神経)とがうまく作用しているということで「人生のスパイス」と呼ばれる3割程度のものならば良いのですが、「心理的反応(不安、怒り、緊張、苛々、興奮、落胆、混乱、憂鬱な気分、等)」、「身体的反応(動悸、冷汗、胃痛、下痢、頭痛、疲労感、食欲低下、不眠、等)」、「行動の変化(遅刻、欠勤、ミス、事故、トラブル、飲酒量や喫煙量の急増、等)」等のストレス反応が現れるようなら最早そんな生易しいものではありませんから、様々な病気(精神障害、頭痛、肩こり、下痢、便秘、不眠症、アレルギー疾患、胃潰瘍、生活習慣病、癌等)の発症を防ぐために、自分でケア(セルフケア)したり周囲のラインケアが必要となります。

カウンセリングもケアの一助となるものですから、私も自身の苦い体験を活かして微力ながらお役に立てれば幸いです。

 

因みに、「柿の種」の黄金比率7:3は数年前の国民投票で決まったものですが、あくまで多数派の意見がそうだっただけで、あられとピーナッツの配合比率も、クライエントとカウンセラーが話す割合も、好みや状況によって変わりますから、その時々の最も理想的な比率を考え、おいしい柿の種を楽しんだり、良質のカウンセリングを提供したりしたいものですね。

 

お楽しみ様でした。

ストレスは、「柿の種」の黄金比率同様、快:不快の比率が7:3ならばちょうど良いとされるそうです。その人にとって「やり甲斐」や「楽しさ」を感じられればストレスにはならないし、余裕があるようでも、本人の望む状況でなければストレスになる。適度な緊張状態(交感神経)と安心感(副交感神経)とがうまく作用しているということで、「人生のスパイス」と呼ばれるその比率が理想的なのだとか。、

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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