気づいていない自分〜ジョハリの窓 盲点の領域〜

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

心理学で学ぶところの【ジョハリの窓】によりますと、人には、以下の4つの領域があるそうです。

 

自他ともに知る自分(開放)

他者が知らない自分(秘密)

自分が知らない、他者から見た自分(盲点)

自他ともに知らない自分(未知)

 

皆さんもそうかもしれませんが、私は、普段のやり取りの中で、(相手に自分が)「そう見えてるんだ」「そう思われてるんだ」と感じること、いわゆる盲点の領域の存在に気づかされることが多いです。

 

電話だと女性の声に聞こえる。

話している感じだと九州の人ではと思える

いつも明るくて話すと楽しくて自分もそんな人になりたい

彼女がほしいと思っているように見えない

これらは、私が実際に言われて「え?そうなんだ?」と思ったことの一部です。

若い頃には女性に恋愛対象として見られたこともあったため、そういう自分(人に愛される要素を持っている)についてもそうですね。

これらは、盲点の領域としての気づきだと思います。

そして、気づきによって開放の領域へと移動する訳です。

 

何年生きていても、やり取りの中で「そんな風に思われてるんだ」「そんな風に見えてるんだ」と感じることはあると思います。

 

カウンセラーもそうだと思いますが、今の仕事では、自分が相手にどう見えているかというところの気づきを促し、いい意味で「そんな風に思われる自分」(未知の領域)の構築を共に目指すことも場合によっては必要となります。

 

盲点は、本人が気づいた時点で開放へと領域が変わりますが、内容が好ましくない盲点なら、自他ともに知ることで、いい意味で変容につなげられるのが理想かもしれません。

 

自分の盲点に気づいた時、それが自他ともにとって好ましいものであるように心がけたいと思います。

 

ところで、「人から愛されることもある」ていう私の盲点は、既に開放の領域に移動していますが、「愛される理由」については未だに盲点の領域のままです。

これだけは、無理に探求せず、そっとしておこうと思っています。

 

お楽しみ様でした。

何年生きていても、「そんな風に見えてる(思われてる)んだ」と感じることはあると思います。その盲点が好ましくないものなら、自他ともに知ることで良い意味で変容につなげられるのが理想かもしれません。自分の盲点に気づいた時、それが自他ともにとって好ましいものであるように心がけたいと思っています。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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