ネガティブでもいいじゃない〜否定せず活かす〜
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今日言いたいのは、「大阪に住んでて、万博に一度も行かなくたっていいじゃない」
そして、「ネガティブでもいいじゃない」ということ。
物事を否定的・悲観的に考える傾向は「ネガティブ」として良くないイメージに見られがちですよね。
私自身、(現状に満足せず常に向上心を持ち続けるが故に)自己肯定感がそれほど高い方ではないですし、心理カウンセラーであることを抜きにしても、公私共にそうした「ネガティブ」な思考の方と接することは多いですが、少なくとも私は、そうした方たちのあり様を悪いイメージを持って見ることはしません。
様々な考え方が存在する中で、「ネガティブは悪くない」と考えているのが私一人ではないことは、ネット記事や世間の様々なところから伝わってきます。
私は、「ネガティブ」は、決してあってはならないものではなく、慎重だったり、人間関係や過去の失敗などの体験を踏まえて物事を厳しく見つめていたり、向上心の強さ故に自己肯定感が低かったり、奥に見るべきところも多いと捉えており、「卑下」や「後向き」などとして矯正する必要も認めておらず、そうした部分もその人の一部として、「否定せず活かす」ことを心がけています。
「慎重」「物事を厳しく見つめる」「向上心が強い」が故の姿勢を「ネガティブ」と見られるなら、それは、否定されるどころか、強みとして様々な形で活用できるものではないでしょうか。
私を含めて、カウンセラーは、どんな「ネガティブ」な方に対しても必ずその人の良いところを探します。
それをきっかけに徐々に思考を切り替えられるようになる方もおられると思いますが、たとえば、「子供の頃、親にひどい目に遭わされた経験から、家族の愛情の存在など信じられない」「特に仕事のミスもトラブルも勤務態度の問題もないのに、新入社員の中で自分だけ歓迎会の開催を見送られたり、本来入っている筈のローテーションから何の説明もなく外されていたり、同僚としてまともに扱われているとは思えない」といったケースでは、「家族の愛情」や「同僚に対する正当な扱い」という成功体験が欠落しているため、本来そうあって然るべき成功体験をしない限り今の感情からの脱却は難しいと考えられます。
成功体験は、たとえ受け取って当然のものであっても、無理に求めて与えられるものではありませんので、原因あっての結果として自他ともに自身の「ネガティブ」な思考を否定しないこと、リフレーミング(視点を変える)することで今のままの自分を活かすこと、などが「ネガティブ思考」の取り扱いではないかと一つの考え方として私は思います。
「ネガティブ感情は紙に書く」のもいいですが、場合によっては言葉や態度で周囲に知らしめるくらいの思い切ったことをしてもいいのではないかという気もします。
但し、あくまで場を弁えた自分本位でない形でですが。
お楽しみ様でした。

「ネガティブ」は、決してあってはならないものではなく、そうした部分もその人の一部として「否定せず活かす」ことではないかと思います。「慎重」「物事を厳しく見つめる」「向上心が強い」が故の姿勢を「ネガティブ」と見られるなら、それは否定されるどころか強みとして様々な形で活用できるのではないでしょうか。原因あっての結果として自他ともに自身の「ネガティブ」な思考を否定しないこと、リフレーミング(視点を変える)することで今のままの自分を活かすこと、などが「ネガティブ思考」の取り扱いだという考え方もありだと思います。「ネガティブな感情は紙に書く」のもいいですが、場合によっては場を弁えた自分本位でない形で言葉や態度で周囲に知らしめるくらいのことをしてもいいのではないかという気もします。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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