いつまでもあると思うな愛と家〜今を大切に〜

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

ある女優さんの話です。

子供の頃、父親の仕事の影響で一時的に一家離散状態となり、それぞれ友達の家や軽トラックなどで寝泊まりしていた時期があったそうです。

やっと家族で団地に住めるようになり、入居当日「豪邸だ!」とはしゃいでいた時に母に言われた「いつか良い家に住むことがあっても、団地を豪邸だと思った気持ちは忘れないでね」という言葉が忘れられないと言います。

 

人間、喉元過ぎれば熱さを忘れるもので、団地を豪邸だと思う気持ちも、その経緯に関わらず、それ以上の所謂「いい思い」がいつしか当たり前になった時には忘れてしまいがちだと思うのです。

ずっと恋人が欲しいと想い続けてそれが叶った途端、その幸せの有り難さを忘れ、些細な行き違いから喧嘩になったり、「一人の方が気楽だ」などと思うようにもなります。

やがて、何らかの事情で「2人の愛」や「いい生活」に終わりが訪れた時、本当に大切な失いたくないものが何だったかにやっと気づくのでしょう。

 

たとえ今がいい状態だとしても、愛も家も、いつまでもそのままでいられるとは限りません。

 

どんな「当たり前」にも、その「当たり前」を大切ににし、それが「当たり前」であり続けるために努力しる姿勢が必要だと言うことにはならないでしょうか?

 

たとえば、私自身、「物に執着した人間の末路展」絶賛開催中の狭いマンションでも自分には過ぎた「城」だと思っていますし、人を愛せている今の幸せを壊すまいと慈しむ気持ちで過ごしてもいます。

 

「いつまでもあると思うな親と金(人に頼らず自立し、倹約を心がける)」

「いつまでもあると思うな愛と家(今を当たり前だと思わず、大切にする)」

 

今を大切に。

 

お楽しみ様でした。

「いつか良い家に住むことがあっても、団地を豪邸だと思った気持ちは忘れないでね」。良い言葉です。人間、喉元過ぎれば熱さを忘れるもので、何事も当たり前になってしまうと、それが当たり前でなかった頃の気持ちを忘れてしまいがちになるようです。どんな「当たり前」にも、その「当たり前」を大切にし、それが「当たり前」であるために努力し続ける姿勢が必要ではないでしょうか。「いつまでもあると思うな愛と家」。今を大切に。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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