時が変える心〜呼ばれ方、昨日「あんた」で今日「あなた」〜
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
最近、お気に入りの自作の俳句がこちら。
【呼ばれ方、昨日「あんた」で今日「あなた」】
「女心と秋の空」とは、よく言ったもんです。
男性への恋心や愛情、喜怒哀楽、物事に対する決意や心情など、女性の気持ちが秋の空模様のように変わりやすいことを意味する「女心と秋の空」。
元々、江戸時代から「男心と秋の空」という言葉が先に使われており、昔から、人の移り気は男女共通のようです。
明治時代以降の「男心と秋の空」から「女心と秋の空」への変化は、世の中の変化の動きに比例していると言わんばかりの説もありますが…。
たとえばですが…。
イラ立ちをぶつけてきたり、無意識にでしょうが「あんた」と呼んだりしていた女性が、今度は、「『あなた』を信じてる」と言う変わりよう。
時間の経過とともにイラついた気持ちが治まり、変化が出てきた。もしくは、本当の気持ちで向き合うようになった。
「時が解決してくれる」とは、そういうことでしょうか。
時間の経過によって、癒しの力や状況の変化(新しい出会い など)、自己成長などがきっかけで問題解決に至ることもあるようです。
ただ、感情的な問題は、必ずしもそうはいかず、問題を放置することや焦って行動を起こすことによる状況の悪化も懸念されるといいます。
「いつ、どんな形で」という具体的な答えがない不安を抱えながらも、深い悲しみや苦しみの中にいる時、「時が解決してくれる」と信じたくなることもあると思います。
「人の心と秋の空」という構えで「呼ばれ方、昨日『あんた』で今日『あなた』」となることを信じ、旅人のオーバーを脱がす太陽のように、たとえ。自分に好戦的な目が向けられていても、自身は慈愛と反省・贖罪の心で温かく向き合う。
そうすることで、「時が解決してくれる」が見えてくるのではないか。そんな気がします。
「あんた」を「あなた」に変える、温かい慈愛と反省・贖罪の心。
それが、どんな問題の中にあっても必要なことではないでしょうか。
私自身、様々な問題にその心構えで向き合う覚悟でいます。
お楽しみ様でした。

「呼ばれ方、昨日『あんた』で今日『あなた』」。「女心と秋の空」とは、よく言ったものですが、昔から、人の移り気は男女共通のようです。「あんた」を「あなた」に変える、慈愛と反省・贖罪の心で温かく向き合う。それが、どんな問題の中にあっても必要なことではないでしょうか。そうすることで、「時が解決してくれる」が見えてくるのではないか。そんな気がします。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。
カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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