誰にも「甘え」「弱い」と言わない〜偏った見方からの脱却〜
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
他人の生き様を「甘え」「弱い」などと言う資格は誰にもないのではないでしょうか。
何故なら、「甘え」や「弱さ」は人間なら皆多かれ少なかれ持っているものだと思うからです。
誰でも、どこかで他人や環境に甘えたり、本来あるべき自分になりきれない弱さを持っている筈。
物事には原因があって結果があります。
傍から見て、「甘え」「弱い」と感じるようなことでも、その奥に必ず、そこに至る経緯や外的要因があるものでしょう。
うつになる人が弱い?甘えている?
不登校や出社拒否が弱い?甘えている?
引きこもりが弱い?甘えている?
とんでもない暴論だと私は思います。
かつて、私の目の前でそんなことを言った人に経験者の立場から抗議すると相手は一言も言い返せませんでした。
確固たる理念によらない偏った発言だからこそ、何となくの世間の感覚に甘え、自分の信条として確立し得ない弱さがあったのでしょう。
理路整然とした根拠に基づく信念からの発言であれば、然るべき反論ができた筈です。
他人の生き様を「甘え」だの「弱い」だのと批判(下手をすれば誹謗中傷)する前に、その原因について深く考え、同じ「甘え」や「弱さ」が自分にもあり、うつに罹患したり、不登校や出社拒否、引きこもりになる危険性は誰にでもあること、それこそが物事に真面目に向き合っている証であることを自覚していただきたいと強く思います。
誰にでも「甘え」や「弱さ」はある。
そのことを肝に銘じ、あらゆることに対して「甘え」や「弱い」などという偏った見方から脱却し、互いにいたわり寄り添い合える関係を誰とでも築いていきたい。そのために自分にできる精一杯のことをしたい。そう思います。
お楽しみ様でした。

誰にでも「甘え」や「弱さ」はあります。物事には原因があって結果があり、うつや不登校、出社拒否や引きこもりが「弱い」「甘えている」などとはとんでもない暴論。誰にでも「甘え」や「弱さ」があることを肝に銘じ、あらゆることに対して「甘え」「弱い」などという偏った見方から脱却し、互いにいたわり寄り添い合える関係を誰とでも築いていきたいものです。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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