「自分が正しい」という思い込み~ゴールはロジカルハラスメント~
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
これまで何度かここでも書いてきましたが、直近の体験を踏まえて「ロジカルハラスメント(「(本人がそう思い込んでいるだけかもしれない)正論」を言うことで相手を困らせる、嫌がらせ(ハラスメント)の一種)」について考えることが多い今日この頃です。
他のハラスメントと違って、加害者本人に、嫌がらせの意図や意識がなく、「自分が正しい」という一方的な思い込みに支配され、あくまでも「正義(正論)の遂行」のつもりでいるのが難点でしょう。
正論は一つではないため、そこで取り上げられる事案については、自分にも相手にも一理ある筈。それなのに「自分が正しい」と思いたがって自分の考えを一方的に押し付けるから正論(の一つに過ぎない自論)がいつしか「言葉の暴力」に変化するのだという気がします。
自己肯定感と心の安定を得るために「自分が正しい」と感じることは人間にとって必要な要素かもしれません。誰もが持っているであろう承認欲求(他者から認められたいという気持ち)もそれを後押しするでしょうし、「間違いを認めたくない」「傷つきたくない」という自己防衛本能も大きく関わってくるでしょう。
厳しい見方をすれば、こうした行動傾向の人の行き着く先(ゴール)は間違いなく「ロジカルハラスメント」だと言えると思います。そして、そのような経路を辿る人の多くが、そうした自身の行いに対する厳しい意見や態度で傷つくことに強い拒否反応を示す、言い換えれば「ブーメラン」を受け止め切れず、耐性も低い。ということが言えるのではないかと経験上認めざるを得ません。
例えば、組織と個人の意見がぶつかった場合、私の経験上、九分九厘、組織は、都合の悪い情報には目をつぶり、都合の良いものしか受け入れず、異なる意見を持つ個人を否定したり、石もて追い払ったりすることがあります。とことん「自分が正しい」ということを思い知らせたい気持ちが強いのかもしれません。
「自分が正しい」という思い込みは、自己肯定感や心の安定、承認欲求の充足や自己防衛には有効かもしれませんが、その反面、「ロジカルハラスメント」がもとで、必要である筈の人材を失ったり場合によってはトラブルに発展しかねないというデメリットも大きいでしょう。第一、そのような組織では、人が育たない・続かない、といったことが常態化する恐れが、過去の経験から考えるとかなりの確率でありそうな気がします。
そう考えると、「自分が正しい」と同時に「相手の言うことにも一理ある」ということを常に心に留めておかなければ、ロジカルハラスメントを繰り返し、人材を潰してしまうことによる組織の破綻が現実のものとなってしまうのではないでしょうか。
カウンセラーとして、それ以前に人として、この「自分が正しい」という思い込みと、その結果「ロジカルハラスメント」というゴールに行き着いてしまうことについて、今後様々な形で警鐘を鳴らしていきたいと強く思っています。
お楽しみ様でした

直近の体験を踏まえて「ロジカルハラスメント(「(本人がそう思い込んでいるだけかもしれない)正論」を言うことで相手を困らせる、嫌がらせ(ハラスメント)の一種)」について考えることが多い今日この頃です。正論は一つではないため、そこで取り上げられる事案については、自分にも相手にも一理ある筈。それなのに「自分が正しい」と思いたがって自分の考えを一方的に押し付けるから正論(の一つに過ぎない自論)がいつしか「言葉の暴力」に変化するのだという気がします。「自分が正しい」と同時に「相手の言うことにも一理ある」ということを常に心に留めておかなければ、ロジカルハラスメントを繰り返し、人材を潰してしまうことによる組織の破綻が現実のものとなってしまうのではないでしょうか。カウンセラーとして、それ以前に人として、この「自分が正しい」という思い込みと、その結果「ロジカルハラスメント」というゴールに行き着いてしまうことについて、今後様々な形で警鐘を鳴らしていきたいと強く思っています。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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