カウンセラーは教えない~「共に考える」 同志として~
皆さま、お世話になっております。
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
「教え導く」のではなく「共に考える」 同志としてクライエント様と共に問題に向き合っていく。
昨日、私はそう書きました。
カウンセリングは医療行為ではなく、クライエント様の話を聴いて「それは○○の病気です」とカウンセラーが診断することはできませんし、許されてもいません。
もちろん、医療機関へのリファーを含めたその後の支援を考えるという点において、知識として知っていることはカウンセラーにとって大切なことだと思っていますし、私自身、メンタルヘルス指導員として、メンタルヘルスマネジメント検定その他でセルフケアやラインケアなど様々な学びを重ねてきた者として、ある程度の知識は持っているつもりですが、医療機関や医療業務に携わった経験のない、医療に関しては素人の私が、多少勉強しているから、経験者だからと、ここでうつや精神障害を語るのはあまりにおこがましく、分を超えたことだと思います。
生半可な知識や一方的な見解を振りかざして「教え導く」など愚の骨頂。
「私がお教えします」「私がお導きします」は、カウンセラーの傲慢だと思います。
それよりは、クライエント様の身になって、「共に考える」 同志として共に問題に向き合っていくことが自分のやるべきことで、そこには自身の勉強や経験が大いに活かせると思っています。
但し、「何が問題か」「どう対応(支援)していくか」を「考える」ことに注力するあまり、共感や寄り添いに欠けることのないように、クライエント様の話を聴き、有意義な提案をしていくことを心掛けていこうと思っています。

カウンセラーはクライエント様にとって「先生」ではなく「同志」だと考えます。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。
カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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