自分へのご褒美~それぞれのナイチンゲール~

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

頑張った自分に何かご褒美はあげてますか?

これができたら、こうなれたら、こうしよう、あれを食べよう、これを買おう…。

そういう時の、やりたいことや、食べたいもの、買いたいものなどはありますか?

 

日々、楽しいことばかりではありません。

それだけに、戦場に咲いた一輪の花とでも言いましょうか、激闘続きで疲れた自分のところにやって来てくれる、傷ついた兵士にとってのナイチンゲールのような存在が必要な気がします。

実際のナイチンゲールと違うのは、「自分で指名し、自分で手に入れる、自分だけの癒しとなる存在」というところでしょうか。

 

「縁の下の力持ち」であることを好み、それに徹する人もいます。

「みんなの笑顔が自分の報酬。それ以外何も要らない」という姿勢は確かに尊敬に値しますし、人としては立派なことでしょう。

大切な人が幸せでいることを喜びとする人もいると思います。

「大切な人」は、家族だったり、好きな人だったり、人それぞれに違いますが、自分のことよりも相手の幸せを考える美しい心は誰にでもあってほしいもの。

 

しかし、人間、根っこの部分で、「みんなの笑顔」や「大切な人の幸せ」だけを心の報酬に生きていけるものでしょうか?

たとえば、それだけ頑張っても、それを当たり前のように思われて相手の要求がエスカレートしたり、物理的に(仕事の評価や昇給 など)何の得にもならないばかりか自分の立場が不利になることすらあったり、飲み会には誘われない、好い感じになっていた好きな人を横取りされる、というようなことがもしあれば(因みに、私は、若い頃、これら全てを経験しています)、本来、感謝の言葉・評価・飲み会の誘い・好きな人との関係の進展などが欲しい、あって然るべきだと思っても不思議はないでしょうし、むしろ当然だと思います。

正直、そこまで我慢する必要はない筈ですし、そういう我慢の糸は、切れたら最後、抑えていた感情を大爆発させ、理由の是非を問わずに自身の立場や人間関係を悪化させることになります(経験者は語る)。

だから、頑張る自分にご褒美はあげることは必要だし、大切だと思います。

自分が与えるばかりではなく、たまには自分が誰かに「おねだり」してみるのもいいのではないでしょうか。

 

大きな幸せはなかなか得られません。

だからこそ、たとえ小さくても、したいことをする、食べたいものを食べる、買いたいものを買う、などの小さな幸せの積み重ねが大切だと思います。

私の場合、カウンセラーとしてクライエント様とお会いした日の夜は、自炊せず、ちょっと贅沢してコンビニ弁当にしています。

何かいいことがあった時や節目の日などは、「自分へのプレゼント」を必ず買うようにしていますし、うまくいったら野球観戦や好きな歌手のコンサートに行く、好みの時計を買う、というようなことを成功報酬として設定し、モチベーションの源にしています。

 

カウンセラーにとって、クライエント様のお役に立てることに勝る喜びはありません。

そのためにも、最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、心身の安定・充足が不可欠です。

カウンセラー以外の方にとっても、それは同じことでしょう。

 

それぞれが、最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、モチベーションの源として、ご褒美を用意しておきたいものです。

それぞれのナイチンゲールを。

 

お楽しみ様でした。

それぞれが、最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、モチベーションの源として、ご褒美を用意しておきたいものです。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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