幕の内弁当のように〜バランスと安心感〜

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

私の食事は、ほぼ自炊ですが、ちょっとした仕事の後や弁当持参でない外出時に、スーパーやコンビニの弁当を食べることがあります。

必ず選ぶのは「幕の内弁当」。なければ「のり弁当」にしています。

自炊とはいえ、物価高のため栄養のバランスが偏りがちなのと、年齢を重ねた今、「一見平凡に見えるが、食べるとホッとする安心感(言い換えれば『心の故郷』)」を求めているからです。

 

「栄養のバランスと、食べるとホッとする安心感」

結局、何にでも求められるものはこういうことではないか?

その思いは、年々強くなってきています。

 

思い起こせば、若い頃は、物珍しさや好みに走りがちで、偏ったおかずの弁当ばかり食べたり、家族の有難味に見向きもせず様々な出会いを追い求めたり、興味本位に派手なものを買ってみたり、地に足のつかないことばかりしていたような気がします。

それが、酸い甘い多岐にわたる人生経験を重ねた結果、何事も「バランスと安心感」あってこそ本物、と思い至っている訳です。

恐らく、同じように感じられている方もおられるかと思います。

いわば、この「バランスと安心感」があらゆることの原点にある、と言えるのではないでしょうか。

 

たとえば、

「ハンバーグ弁当」や「唐揚げ弁当」ばかり食べていても、いずれは、「幕の内弁当」を欲するようになる。

恋してくれた後輩や別れた妻、元カノなど、多くの女性との出会いがあっても、その長い年月唯一変わらなかった妹との関係性に、家族の有難味を再確認する。

多機能で見た目も派手なデジタル時計より、「シンプルイズベスト」で時間だけが分かるスッキリした見た目のアナログ時計を好むようになる。

こんな風に。

 

カウンセラーにも、「バランスと安心感」は求められると思います。

一つの分野に特化せず、あらゆる相談に対応するためには、日頃からバランスよく学んでおかねばなりませんし、クライエント様と向き合った時に「この人になら何でも話せそう。話してみよう」と思っていただける安心感を備えている必要があります。

 

力士なら「心・技・体」。

野球選手なら「走・攻・守」。

人と向き合う様々な仕事には「バランスと安心感」。

何をするにも、「ハンバーグ弁当」や「唐揚げ弁当」のように一つのおかずに特化したものではなく、「幕の内弁当」のように「栄養のバランスと、食べるとホッとする安心感」を兼ね備えていることが大切で、結果にもつながっていくのだと思います。

 

私も、そんな「幕の内弁当」のような「(どんな相談にも対応できる)傾聴力のバランスと、話すとホッとする安心感」を兼ね備えているカウンセラーでありたいものだと思います。

 

お楽しみ様でした。

何をするにも、「幕の内弁当」のように「栄養のバランスと、食べるとホッとする安心感」を兼ね備えていることが大切で、結果にもつながっていくのだと思います。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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