誰でもカウンセリング〜心のグッド・チューニング〜
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
最近、人間はラジオに似ているなと思うことがあります。
アンテナ一つでたくさんの情報を受信できること。
場所によって感度が異なること。
度々ダイヤル合わせが必要(チューニングがズレる)なこと。
人間というものは、人間関係というものは、正にこうではないでしょうか。
人間とラジオの大きな違い。
それは、同じ番組を聴く(相互理解・妥結点の共有)ための周波数が一人一人定かではない、ということでしょう。
放送局(情報・目的・方向性 など)や感度が悪くなる場所が異なるため、それぞれが全く違う番組を受信しているということですね。
カウンセリングは、アンテナの感度と周波数の調整という役割が大きいと思います。
この調整は、誰にでも必要なものですので、本来、今現在は悩みや問題を抱えていない(少なくとも自覚していない)方もカウンセリングの対象と成り得ます。
むしろ、心のメンテナンス・チューニングという意味でも、定期健診のつもりで誰にでもカウンセリングを受けていただきたい、ストレスチェックの先にカウンセリングが必須であってほしいと思わずにはいられません。
健康診断や人間ドックで、病気を発見する、予防するようなものですね。
心のチューニングができていないのに、自分は健常だと思い込んでいる人。
そういう人ほど、周囲のアンテナに妨害電波を送ったり、他者のチューニングをおかしくしてしまう(心をかき乱し、悪くすれば精神的に追い込んでしまう)。
事実、そういう人と、そこで引き起こされる悪しき事例を、私はこれまで何度も目の当たりにしてきました。
個人的な悩みにせよ、対人関係の悩みにせよ、心のメンテナンス・チューニング不良という問題は避けて通れないでしょう。
適切な周波数を見つけて合わせない限り、誰とも同じ番組を聴く(相互理解・妥結点の共有)ことはできないと思います。
このチューニング不良は、意識する・しないに関わらず誰にでも起こっていると考えられますので、心のメンテナンス(定期健診)として、今現在は悩みや問題を抱えていない(少なくとも自覚していない)方にもカウンセリングを、と思う次第です。
たとえ、自身が健常であったとしても、他者のチューニングをおかしくして、その人の健常な状態を乱さないためにも。
その危険性は、誰にでも、無論、カウンセラーにすらあります。
たとえ、悩みや問題を抱えていない(少なくとも自覚していない)と思っている方にも、心のメンテナンス(定期健診)としてカウンセリングを利用していただければ。
そして、「心のグッド・チューニング」に役立てていただければ。
そう切に願っています。
お楽しみ様でした。

心のチューニングができていないのに、自分は健常だと思い込んでいる人ほど、他者の心をかき乱し、悪くすれば精神的に追い込んでしまう。そうならないためにも、たとえ、悩みや問題を抱えていない(少なくとも自覚していない)と思っている方にも、心のメンテナンス(定期健診)としてカウンセリングを利用していただければ。そう切に願っています。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。
カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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