「ええねん」が足りない〜あなたもOK。私もOK。〜

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

最近、至る所で「ええねん」が足りないなと感じています。

お酒の飲み方のCMについて、賛否両論あるようですが、私は好きですね。

私個人は、「飲めない人に無理にすすめて何が楽しいのか」「飲める人も飲めない人も同様に楽しめる場の雰囲気作りが大切」と常々思っていますし、「CMで言わなくても当たり前で、言わざるを得ない『酒の席』の形があること自体が問題だ」とする意見も理解できます。

しかし、ここは、物事や意見にはいろいろなやり方や考え方があっていい。「あなたもOK。私もOK」という肯定が大切。だとして、他にも様々な「ええねん」を考えてみるのもありかな。と思うのですが、いかがでしょうか?

 

自分の言動に対する他者の反応が思い通りでなかった時、「ここはこうでいいのでは?」「普通はこうではないのか?」と、相手の反応を良く思わなかったりすることがあるかもしれません。

自分自身について否定的な考えを持っている人に対して、「自分を否定しないでほしい」と思うこともあるかもしれません。

「こう受け取れば『ええねん』」「否定せんかて『ええねん』」。そう思うこと自体は、一つの考え方としてあっていいと思います。

 

但し、自分の言動を他者がどう受け取るかは人それぞれで、他者が自分の思い通りに反応しないことがあっても、それは当然ではないかという気がします。

自分自身についての否定的な考え方は、見方を変えれば、「厳しく自分を見つめている」という強みだと捉えることもできるかもしれませんし、自分を否定していることを「好ましくないこと」と考えるより、「厳しさをお持ちなんですね」と肯定しつつ、たとえば、自分の目にはこう見えるという「盲点の領域」を探して伝えたり、厳しく自分を見つめている部分について、視点を変えた見方を提示する(リフレーミングしてみる)のもいいかもしれません。

大切なのは、「私もOK。あなたもOK」。「エリック・バーンの基本的構え」ですね。

みんな違ってみんないい~伊達政宗の名言~

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。 ご訪問いただき、ありがとうございます。   自分と他者の考え方や物事に対する構えが違っていたらど…

一つの考え方として、自分の言動に対する反応や、自分自身を否定する人に対する思いがどうであれ、人それぞれに考え方がある以上、「私もOK。あなたもOK」として受け入れる覚悟が必要。ということが言えると思いますし、そうした中で何がその人にとって不利益かは、本人の価値観が決めることだという気がします。

 

「まず、痛みを知る一人の人間として、『傲慢さのない』カウンセラーでありたい」

私が常々思っており、口にもしていることです。

そのためには、自分を厳しく見つめる反面、自惚れるところは大いに自惚れる。つまり、「こんな自分でも」「こんな自分が」という『ええねん』を持つこと。他の何に対しても「そういうこと(そういう考え方)もあって『ええねん』」と認めること。

大切なのは、「私もOK。あなたもOK」。そんな気がします。

 

自分に対しても周囲に対しても、「私もOK。あなたもOK」という「エリック・バーンの基本的構え」を大切に、「ええねん」を向け続ける努力を怠らずにいたいと思います。

そして、心と頭と時間にゆとりがあれば、クライエント様へのメッセージとして「『ええねん』カウンセラーバージョン」をお得意?の替え歌で作ってみるのも一興かと。我こそは、と思われたら、皆さまも是非。

 

お楽しみ様でした。

最近、至る所で「ええねん」が足りないなと感じています。物事や意見にはいろいろなやり方や考え方があっていい。痛みを知る傲慢さのない人間でいるためには、自分を厳しく見つめる反面、自惚れるところは大いに自惚れる。つまり、「こんな自分でも」「こんな自分が」という『ええねん』を持つこと。他の何に対しても「そういうこと(そういう考え方)もあって『ええねん』」と認めること。大切なのは、「私もOK。あなたもOK」。そんな気がします。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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