衣食足りて礼節を知る~基本が大切~

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

「衣食足りて礼節を知る」という諺があります。

衣食という生活をする上での根本が満たされることで、心にもゆとりができ、礼儀を知ることができる。だそうですね。

 

何をするにも、基本、基礎、というものがありますよね。

工夫するにも、基本ありき。

基礎が分かっていないのに、応用問題は解けません。

中学3年生の時、通っていた塾の先生の勧めで夏休みに全教科1年生の問題集からやり直したことを思い出します。

 

最近、自身の知識や能力の向上にと、様々な療法を勉強しなければと思っており、それについて、他の方々の意見を聴く機会がありました。

いろいろ参考になる意見を伺いましたが、もっとも心に響いたのは「聴く」を大切にという基本でした。

同時に、「新しいことを学ぶのもいいが、長年学び続けて自分が自信を持ってクライエント様に勧められることを疎かにしてはならないな」とも思いました。

「大切な基本を備えていてこそ、新しい学びを取り入れる意味があるのではないか」と考えさせられました。

 

野球なら、素振りやキャッチボール。

相撲なら、四股、テッポウ、すり足 など。

国語や数学にも、文法や法則がありますし、どの仕事にも、ルールや鉄則などがあると思います。

カウンセラーなら、「傾聴」や「共感」。

特に、「(クライエント様の話を)聴く」ことが基本中の基本だと至る所で学んできました。

 

「衣食足りて礼節を知る」に置き換えて考えると、それぞれの基本が備わることで、能力のゆとりが生まれ、応用技や変則技、新しい療法などを取り入れることができる。ということなのでしょうか。

だとすると、何をするにも、「あちこち目移りする前に基礎を固める。結局それが成長への近道」だと言えるような気がします。

 

あちこち目移りせず地道に基礎を固める。

当たり前のようで簡単なことではないかもしれませんが、改めて大切に考えていこうと思います。

 

お楽しみ様でした。

「衣食足りて礼節を知る」。衣食住という生活の基本が整ってこそ、心にゆとりができて、礼儀や節度をわきまえられるだけでなく、様々な有益なことに力を発揮できるのではないでしょうか。何をするにも、「あちこち目移りする前に基礎を固める。結局それが成長への近道」だと感じています。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

コメントはお気軽にどうぞ