心ならずも~そうする理由・しない理由~
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
本心ではないが、やむを得ずそうする。
不本意ではあるが、仕方なく何かをする。
好き好んで、こんなことはしない。
そんな「心ならずも」は、誰にでもあるのではないでしょうか。
最近はご夫婦でのカウンセリングも多いようです。
「好き好んでこうなっているのではない」という思いを抱えながら、「心ならずも」、食い違いや感情の行き違いなどを生じさせているのではないか。という印象を受けます。
本心ではないが、やむを得ず。不本意ではあるが、仕方なく。
そんな「心ならずも」の奥には、欲求やモノサシが合わない、熱量に差がある、などで、自分を理解してもらえない。相手を理解できない。そういうつらさがあるのではないか。
ということは、失敗した結婚生活を含む自身の人生経験からでも感じるところではありました。
人と人がいさかいを起こすのは、お互いに相手を理解しないまま、「自分を理解してほしい」という気持ちだけが強過ぎるからではないか。
一つの考え方、可能性として、ありそうな気がします。
何故、人と人はいさかいを起こすのか。
何故、それでいて、つながりを断ち切らずにいられるのか。
気づきの有無に関わらず、「親しい関係」や「仲の良い夫婦でいたい」という欲求やモノサシが根本にあるからではないか。
そうした欲求やモノサシに則り、そのために「自分を理解してほしい」という気持ちを強く出すからいさかいになる。
そうした欲求やモノサシに則り、そのために「自分を理解してほしい」という気持ちを抑制するからつながりを断ち切らずにいられる。
「心ならずも」「好き好んで、こんなことはしない」に着目すれば、そういう考え方もできるかもしれません。
相手の「心ならずも」「好き好んで、こんなことはしない」を大切に考え、気持ちを尊重できれば、その上で、自身の気持ちを抑制できれば。
或いは、お互いの根本にある欲求やモノサシに共通点を見つけられれば、食い違いや感情の行き違いはある程度防げるのではないか。
それは、一つの考え方、可能性として、ありそうな気がします。
「心ならずも」したりしなかったりせずに済む気づきや心のゆとりを導き出す。
そうしたことも、「聴く」立場のサポートとして大切にできればと思います。
お楽しみ様でした。

本心ではないが、やむを得ずそうする。不本意ではあるが、仕方なく何かをする。好き好んで、こんなことはしない。そんな「心ならずも」は、誰にでもあるのではないでしょうか。「心ならずも」したりしなかったりせずに済む気づきや心のゆとりを導き出す。そうしたことも、「聴く」立場のサポートとして大切にできればと思います。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。
カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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