言葉の捉え方〜相手をどう見ているか〜
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
「秋茄子は嫁に食わすな」
このことわざには、姑の「秋茄子のような美味しいものを嫁に食べさせてたまるか」という意地悪と「秋茄子は体を冷やして健康に悪いから大切な嫁には食べさせられない」という優しさ、この全く対極の2つの意味があるそうです。
言われて見れば、どちらにも取れそうな言葉ですね。
「あなたは、そんなことができる人じゃない」
この言葉はどうでしょう?
状況にもよると思いますが、「あなたにそれだけの力や魅力はない」という蔑みとも「あなたはそんな酷い(悪い)人ではない」という信頼とも取れるのではないでしょうか。
こうした言葉を言われたら、皆さんは、どう受け止めますか?
もしかすると、相手が自分にとってどういう存在か、自分が相手をどう見ているか、で受け止め方が異なるというようなことはないでしょうか?
それは、一つの可能性として考えられないことはないのではないかという気がします。
自分が相手を良く思っていなければ、「美味しいものを食べさせない」「自分を認めようとしない」というネガティブな受け止め方をするでしょうし、その逆の場合は、「自分を気遣ってくれている」「自分を信頼してくれている」という好意的な受け止め方になるのではないでしょうか。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ように、自分が相手をどう見ているか、相手に何を期待しているかで、ものの見え方や捉え方が違ってくるということは、可能性として有り得るだろうとは思います。
そう考えると、自分が相手の言動で傷つきたくなければ、まず自分が相手を認め、現状を好意的に受け止める視点を持つことが必要なのかもしれませんね。
相手に認められる前に、まず自分が相手を認める。
心の折れないコミュニケーションの第一歩はそこからなのではないかと感じています。
そうした気づきや気持ちを改めて大切に育んでいきたいと思う今日此の頃です。
お楽しみ様でした。

自分が相手をどう見ているか、相手に何を期待しているかで、ものの見え方や捉え方が違ってくる可能性があると考えると、相手に認められる前に、まず自分が相手を認めることが必要なのかもしれません。心の折れないコミュニケーションの第一歩はそこからなのではないかと感じています。
投稿者プロフィール

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