朗読のすすめ~信頼を紡ぐ言葉と声~
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
私の数少ないスキルの一つに「朗読」があります。
小学校3年の国語の時間には「モチモチの木」、高校2年の現代国語の時間には何の話だったか忘れましたが、教科書に出ている全編をクラス全員の中で読まされたことがあります。
その高校2年当時、NHK放送コンテストでも大阪大会の決勝に駒を進めており、今も、ドラマのシナリオ本等を買ってきて口に出して読むことを好んでやっています。
対面にせよ、オンラインや電話にせよ、カウンセリングでは、クライエント様とラポールを築く要素として言語と声の調子が重要である。
そう教えを受け、そのスキルを身につけるために児童書や童話の本(所謂「読み聞かせ童話や絵本」なるもの)を買い求め、声に出して読むことをレッスンに取り入れたりもしていました。
カウンセラーとしてのカウンセリングのみならず、プライベートでも友人として苦しんでいる人に会って話を聴く機会も多いだけに、この学びは外せないと思っています。
子供に絵本を読み聞かせるような優しい言語と声の調子で相手に信頼と安らぎを与えるというのはそう簡単なことではないと思います。
苦しんでいる時には安心して話せる相手の言葉すらも受け入れられないことが多いものだと経験から感じていますので、受け入れられるだけの安らぎをもたらす優しい言語と声の調子は是が非でも身につけておきたく、そういう意味で、朗読というスキルが役に立つのは有難い。何事もやっておいて損はないですね。
一人遊びでやっていた「必殺仕事人ごっこ」ですら、ちょっとした舞台でダンスの演目の一つになり得るのですから。
「朗読」のスキルを活かし、技術を高め、「傾聴力」の向上につなげたいと思う今日この頃ですが、そういう意識でなくても、絵本や童話の読み聞かせや、シナリオを朗読してドラマの世界を口頭で体現するのは非常に楽しいものだと私は思っています。
カウンセラーとしてのラポール構築が必要な方も、そうでない方も、相手が安心して聞ける言語と声の調子を身につけるというだけでなく、楽しみの一つとして「朗読」を取り入れてみてはいかがかと思う次第です。
お楽しみ様でした。

子供に絵本を読み聞かせるような優しい言語と声の調子で相手に信頼と安らぎを与えるというのはそう簡単なことではないと思います。そういう意味で、朗読というスキルが役に立つのは有難い。何事もやっておいて損はないですね。カウンセラーとしてのラポール構築が必要な方も、そうでない方も、相手が安心して聞ける言語と声の調子を身につけるというだけでなく、楽しみの一つとして「朗読」を取り入れてみてはいかがかと思う次第です。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。
カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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