気持ちを伝えるもの〜言葉だけじゃない〜
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
また、いい話をネットで読みました。
ある母親が、5歳になっても、誰に何をしてもらっても「ありがとう」と言えず、言い聞かせようとすればするほど口を閉ざしてしまう息子のことを姑に相談すると、「ありがとうは言葉だけじゃない。あの子は、ちゃんと嬉しい気持ちを顔に出してる。肝心なのはそこじゃない?」と言われ、それ以来、「ありがとう」の言葉を強制するのをやめ、表情を見て「嬉しいんだね」「よかったね」と気持ちを代弁するようにすると、段々「ありがとう」と言えるようになっていったそうで、今では息子の笑顔こそが自分にとって何よりの「ありがとう」なのだとか。
「子供のペースを尊重する」心構えの大切さもさることながら、「気持ちを顔に出しているのが肝心」というところが大きなポイントであるように思います。
私が、この話を読み進めて、姑の言葉を目にする前に考えたのも、「表情はどうか?」ということでした。
成長のペースは一人一人違うため、「ありがとう」の言葉は慌てなくても徐々に言えるようになれればいいのではないか?とも思いました。
こうしたコミュニケーションは言語的・非言語的などと表現されることもありますが、要は、気持ちを「言葉」と「顔」のどちらに出すかということではないでしょうか。
私は、どちらかと言えば、お店での会計時をはじめ何かにつけて「ありがとう」と「言葉」に出すようにしています。これは、感謝を示すなどということではなく、口に出す方が自分の気分が良いからです。また、矛盾しているようですが、相手の気持ちは「言葉」よりも「顔」で推し量るようにしています。「顔」から感じられるものが本当の気持ちではないかという一つの考え方を持っているからです。
気持ちを「言葉」に上手に出すこと。「顔」で上手に表現すること。どちらが良いかは受け手次第だと思いますが、いずれからも、相手の気持ちをきちんと読み取り、「心」でコミュニケーションをしたい。そんな風に思います。
お楽しみ様でした。

コミュニケーションは言語的・非言語的などと表現されることもありますが、要は、気持ちを「言葉」と「顔」のどちらに出すかということではないでしょうか。気持ちを「言葉」に上手に出すこと。「顔」で上手に表現すること。どちらが良いかは受け手次第だと思いますが、いずれからも、相手の気持ちをきちんと読み取り、「心」でコミュニケーションをしたい。そんな風に思います。
投稿者プロフィール

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