君子危うきに近寄らず〜苦しみの要因から距離を置く〜
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
どうしても分かり合えない、相容れない相手がいたり、話し合っても解決しない問題があったり、というようなことは、なかなか避けられないようです。
そうしたことで心を痛めておられる方も多いのではないでしょうか。
「話し合いで解決できない憎しみもある」
米国のある殺人容疑者がこんなことを言っているそうです。
殺人は許されませんが、人間の生理的に一理あるような気もします。
思い起こせば、子供の頃のケンカは、自他ともに、口で言って分からず腕力に訴えるケースが多かったのではないでしょうか。
相容れない相手と向き合おうとすればするほど、問題を解決しようとすればするほど、それがうまくいかないことで苦しみが深まるばかりだとすれば、その苦しみの要因から距離を置くことも必要かもしれません。
変わらない現実と無理に向き合い続けることで積もり積もった思いが、ともすれば悲しい事件や心の健康を損なうことになることもあり得なくはないでしょう。
「まともでない人間の相手をまともにすることはない」
伊達政宗が残したと言われる名言です。
極論を言えば、「無駄なことには無理をせず、自分の道を行く」と解釈できるかもしれません。
自分にとって「まともでない」ことからは、できるだけ距離を置き、心の負担を軽くされるのも一つのあり方として考えられたらと思います。
「君子危うきに近寄らず」
もちろん、都度振り返り、立ち止まって考えることも必要でしょうが。
お楽しみ様でした。

「話し合いで解決できない憎しみもある」。一理あるかもしれません。相容れない相手や解決できない問題と向き合うことで苦しみが深まるなら、そこから距離を置き、心の負担を軽くするのも一つのあり方として考えられたらと思います。
投稿者プロフィール

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