家族は卒業できない〜愛、とどきますか〜

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

先日、私はある方にこう言いました。
「親子は一生卒業できないんじゃない?」
その方の息子さんへの思いと自身の現実とを重ね合わせて自然に出た言葉です。

家族の関係は、形は変われど一生続くもの。
私にとってはそうですね。
様々な人とのつながりを経験しても、決して短いとは言えない人生の中で長年変わらず付き合いが続いているのは家族だけ、という事実を踏まえ、その考えに至っています。
恐らく、この先、愛する女性ができたとしても、その気持ちとは別に、義弟と2人の姪の次に兄として妹を愛し続けるでしょう。

ただ、その関係性の中で様々なトラブルがあり、家族の存在自体が有害だったりストレスだったりする人がいることも経験上知っていますので、そうした人たちに家族関係や家族愛の良さを感じでもらえる関わり方は今後の課題の一つとなりそうです。

一般に、家族の関係は、深い愛情と絆で物理的にも精神的にも継続性を持ち、お互いの変化と成長に大きな影響を与え合うもの。と認識されているようで、闇を照らす光のように、旅人のコートを脱がす太陽のように、互いにとって温かく特別な存在なのかもしれません。

それだけに距離感が大切なのでしょう。

お互いに頼り過ぎないこと。
年月の経過と共に進行する「役割の変化」を受け入れ、その時々でお互いにとって大切にすべきことを尊重すること。

家族への依存が原因で新たな人生に踏み出せなかったり、せっかく築こうとした新しい家庭が壊れてしまう(私はこれを経験しています)ようなことは避けたいですよね。

程よい距離を保ちながら、愛情と絆は決して絶やさず、有事の際には力になる。それが一番なのかもなという気がします。

「親子は一生卒業できないんじゃない?」
この言葉の後に、私はこう続けました。
「何だかんだ言っても、あなたと息子さんがお互いに想い合っていることがよく分かるわ。いい親子じゃないの」

こう感じて、この親子にエールを送った私の愛は、2人にとどいたでしょうか?

お楽しみ様でした。

「親子は一生卒業できないんじゃない?」。そう言う私にとって、家族の関係は、形が変われど一生続く大切なもの。家族間のトラブルが原因でそう思えない人に家族愛の良さを感じてもらえる関わりが今後の課題の一つです。程よい距離を保ちながら、愛情と絆は決して絶やさず、有事の際には力になる。それが一番なのかもしれません。親子がお互いに想い合っていることを見てとり、エールを送った私の愛は2人にとどいたでしょうか?

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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