「できない」のではなく「やらない」~挑戦からの逃避~
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
1人の力には限界があります。
誰にでも「向き・不向き」や「できる・できない」はあり、それを自覚して、無理をしない、力を出せる方向への軌道修正を考える、といったことは大切だと思います。
しかし、ここで問題となるのは、本当に「できない」のか、ただ「やらない」、「やろうとしない」だけなのか、ということです。
「できない」と「やらない」は大違いですよね。
物理的や精神的に不可能だったり、やむを得ない理由があって「できない」のであれば、それは「仕方のない」こと。 一方、ただ「やらない」というのは「やる気や意欲がない」ということになるのではないでしょうか。
私自身、つい先日、職場の事情で、何の前触れもなく、突然、やったことのないある事務作業を命じられ、本音を言えばやりたくないし、やれるという自信もないながら、「断る」という選択肢がないこともあって引き受けました。
ここで私が考えたのは、「できない理由」ではなく、「どうすればできるか」ということでした。
これは、私の常で、できないと逃げたり頭を抱えたりする前に具体的な行動や解決策を考える。糸口、突破口を見つける。そのことによって、様々な仕事に対応し、スキルアップしてきました。
立場上断れないということもありますが、もしここで「できない」といって逃げれば、「仕事ができない」「能力がない」「指示に従わない」といった悪いイメージを持たれてしまうことにもつながるでしょう。それに、逃げていては話が進まず、時間だけが過ぎてしまう。誰かがやらねばならないことなら、今ここで自分がやっても同じこと。私はそう考えます。そうすることで問題解決能力も向上しやすくなると思うのです。
幸い今回は、前例を探し出し、それに倣って依頼主に随時確認しながら進めるという、最初に考えたやり方でうまくいきました。
私とて、失敗は怖いですし、あまり平穏な状況を変えたくないという気持ちもありますので、新たな挑戦から逃避したくなることもあります。しかし、行動して失敗しながら学ぶことで、成長してきたことも事実です。
「できない」のではなく「やらない」だけ。
いつも自分にそう言い聞かせ、新しいことに今日も挑戦するのです。
お楽しみ様でした。

1人の力には限界があり、「向き・不向き」や「できる・できない」を自覚していることは大切だと思いますが、ここで問題となるのは、「できない」と「やらない」は大違いだということ。物理的に「できない」仕方なさと単に「やらない」やる気のなさは同じではありませんよね。私は常に「できない理由」ではなく「どうすればできるか」を考え、様々な問題に対応し、スキルアップしてきました。「できない」のではなく「やらない」だけ。いつも自分にそう言い聞かせ、新しいことに今日も挑戦するのです。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。
カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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