人はどうあるべきか~人としての最低条件~
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
人はどうあるべきか。
これには、これに決まった正解はなく、人それぞれの価値観や文化、時代によっても捉え方が変わってきます。
まず、自分自身を大切にすること。
次に、相手に敬意(意見や存在を尊重し、耳を傾ける)を払い、共感(気持ちに寄り添い、理解しようと努める)し、貢献(誰かの役に立つ)すること。
これらによって、人としての豊かさや成長を感じられる。
社会という枠組みの中で、ルールやモラルを守り、公正に行動する。自分の言動に責任を持つ。環境や資源を大切にする。
これらの視点を持つことで、より良い社会の実現に貢献できるのではないか。
世間一般には、それらの認識がなされているようですね。
対人関係の基本的な心がけを考えても、相手を尊重(意見や価値観を認め、耳を傾ける)すること。正直であること。感謝を伝えることなどが大切な要素とされます。
これにはもろ手を挙げて賛成です。
傾聴(相手の話を最後までじっくり聞く)も、共感(相手の感情に寄り添い、「そう感じているんだね」と受け止める)、明確な表現(自分の意見や感情を率直に分かりやすく伝える)ことに加えて、最も大切だと思うのが、問題への対処(意見の相違があっても、建設的に話し合い、解決しようと努める)ではないでしょうか。
人はどうあるべきか。
端的に言うと、自身の正論のみを正論と捉えず、自身の言動に対する周囲の厳しい指摘を真摯に受け止め、全体で話し合うことなく一人がルールとなることを固く禁じ、周囲にとっての脅威とならない。
その辺りが人としての最低且つ絶対条件ではないかと私は思います。
自分は他者に強い口調で相手がパニック状態になるほどキツイ言葉を浴びせても、自分が同じように(正当な理由で)キツイ言葉を浴びせられることには我慢ならない人は多いものです。
中には、自身を振り返って反省するどころか、「ショックだった」「眠れなかった」と上司に直訴し、会社を味方につけて間接的に自身の改めるべきところを指摘してくれた相手を退職に追い込むという悪しき事例も目の当たりにしています。
周囲の意見を真摯に受け止め、日々反省を欠かさず、たくさんの正論があるという広い視野で物事を考え、「自分がルール」「自分が正しい」「自分の決めたことに文句があるか?」という思い上がった人間には絶対にならないこと。人を萎縮させる態度で周囲の真摯な取り組みを決して妨げないこと。
これは、特別な何かを必要としない、人として当たり前のことです。
誰もが、まず、この最低条件をクリアし、次の成長に向かっていきたいものです。
お楽しみ様でした。

人はどうあるべきか。決まった正解はなく、人それぞれの価値観や文化、時代によっても捉え方が変わってきますが、まず、自分自身を大切にすること。次に、相手に敬意(意見や存在を尊重し、耳を傾ける)を払い、共感(気持ちに寄り添い、理解しようと努める)し、貢献(誰かの役に立つ)すること。世間一般には、そう認識されているようですね。対人関係の基本的な心がけを考えても、相手を尊重(意見や価値観を認め、耳を傾ける)すること。正直であること。感謝を伝えることなどが大切な要素とされます。自身の正論のみを正論と捉えず、自身の言動に対する周囲の厳しい指摘を真摯に受け止め、全体で話し合うことなく一人がルールとなることを固く禁じ、周囲にとっての脅威とならない。その辺りが人としての最低且つ絶対条件ではないかと私は思います。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。
カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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