人の意図を理解する~心には心で応える~

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

私は、「真心で人と向き合う」「心には心で応える」ことを大切にしています。
しかし、残念ながら、決して少ないとは言えない人生経験の中で、その点が欠落している相手から深い傷や不利益を被ることが多々あり、それは、今も続いています。

この2つを大切にするには、先ず、「人の意図を理解する」ことが不可欠だと言えるでしょう。

他者の意図(言葉の裏にある「気持ち」や「求め」など)を理解するには、経験と洞察力が求められます。

相手の意図を理解するためには、話の背景に目を向けたり、非言語コミュニケーション(表情、声のトーン、しぐさ など)を観察したり、質問で確認したりすること。一般論としてはそう言われるようですし、事実、その姿勢がなければ難しいということは理屈抜きに分かります。そして、相手の意図を理解しようと努力することがより良いコミュニケーションにつながるとされることにも経験の上から納得できます。

そのためには、当然ながら、傾聴(自分の意見ばかり話さず、相手の話に耳を傾ける)・共感(上っ面だけ取り繕わず、感情に寄り添う)・明確化(勝手に解釈せず、質問して確かめる)・フィードバック(意見を押し付けず、自分の理解を伝える)という一般論も必要となるのでしょう。

要するに、肝心なのは、日頃の相手との関係性や、その中に現れる人間性を見誤らず、相手の気持ちに思いを馳せ、正しい理解に努めるということだと思うのです。そこができていなければ、「心には心で応える」という次の段階には進めない筈です。

「心には心で応える」というのは、相手の気持ちを理解し、自分の気持ちも正直に伝えること。但し、事情が許す限り、相手の気持ちに添えるよう自分の気持ちを調整する努力も不可欠だと私は思います。尊重というのは、お互いに相手に対してすることで、自分を尊重するために相手の気持ちを無にするようなことは極力避けるのも人として大切な心構えではないでしょうか。

そうした誠実な気持ちが、信頼関係を育み、お互いに心を豊かなつながりを持ち続けることができそうですね。

とは言え、過去の経験上、「心には心で応える」ことを考えたり実践することが難しい人もいるかもしれません。

じっくりと時間をかけて、お互いの話を良く聴き、感情や考えを伝え合い、些細なことも感謝を示す。

こうした積み重ねももちろん大切ですが、それよりも何よりも、自分に示されている気持ちを真摯に受け止め、よほどの事情がない限り、その気持ちに添うように自分自身の心を最大限調整する。時には、そうした姿勢も心構えとして必要になるケースがある筈だと思っています。

少々暴論に聞こえるかもしれませんが、「真心で人と向き合う」「心には心で応える」には必要不可欠な心構えだと経験・実践者としてお伝えさせていただきます。

お楽しみ様でした。

私は、「真心で人と向き合う」「心には心で応える」ことを大切にしています。しかし、残念ながら、決して少ないとは言えない人生経験の中で、その点が欠落している相手から深い傷や不利益を被ることが多々あり、それは、今も続いています。この2つを大切にするには、先ず、「人の意図を理解する」ことが不可欠だと言えるでしょう。肝心なのは、日頃の相手との関係性や、その中に現れる人間性を見誤らず、相手の気持ちに思いを馳せ、正しい理解に努めるということだと思うのです。そこができていなければ、「心には心で応える」という次の段階には進めない筈です。そして、自分に示されている気持ちを真摯に受け止め、よほどの事情がない限り、その気持ちに添うように自分自身の心を最大限調整する。時には、そうした姿勢も心構えとして必要になるケースがある筈だと思っています。少々暴論に聞こえるかもしれませんが、「真心で人と向き合う」「心には心で応える」には必要不可欠な心構えだと経験・実践者としてお伝えさせていただきます。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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