迷い道のち原点~本当に確かなもの~

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

誰もが、事の大小に関わらず、様々な「迷い道」を歩いていると思います。

「夕飯、何作ろう?」から人生の決断にいたるまで、数え上げればキリがないでしょう。

 

「本当に確かなものは、一見平凡でつまらないものですよ」

小説「セーラー服と機関銃」の終盤で、目高組副組長・佐久間が主人公・星泉(組長の女子高生)に語った言葉です。

学校を「平凡でつまらないところ」と称したことへの返答です。

 

たとえば、

恋が叶わなかったり、付き合って別れたり、結婚して離婚したり、様々な異性とのつながりを経験しても、兄弟姉妹との関係性だけは唯一変わらずあり続ける。

美味しいカレーを求めて、あちこちの店を食べ歩いた挙句、我が家の(自分で作った)カレーが一番美味しかったことに気づく。

あれこれジュースも飲むけれど、やっぱり美味しいのはお茶や水。

バラエティ豊かな弁当もいいが、結局選ぶのは「のり弁当」や「幕の内弁当」。

ごちそうを含めて今日一日食べたものの中で、冷奴にかけた「刻みネギ」が一番美味しかった。

そういったことを感じるようなことがあるとすれば、それが、その人にとっての「迷い道のち原点」なのでは、という気がします。

 

「ご飯と味噌汁」「パンとコーヒー」のような朝食。

ロングセラー商品や伝統あるもの。

学校や職場、世の中における様々なやり方や決まり事。

何かを大切に思う心。 etc

あらゆるものが変遷しても、変わらずあり続けるもの。

それらには、「飽きない」「受け入れられる(望まれる)」「守るべき(適正な)」要素が含まれているのでしょう。

それこそが「本当に確かなもの」と言えるのではないでしょうか。

 

迷いが生じた時、原点に帰ってみる(たとえば、夕飯のメニュー・人間関係・人生の決断 など)。

今、何が一番大切(確かなこと)か。

家計・健康・業務の遂行・自分や周囲の気持ち・生活・夢・守るべきもの etc

 

本当に確か(大切)なものは何か。

「迷い道」に立った時、そこから考え直してみることで、最善の答えに辿り着けるかもしれません。

そして、全ての方が、自らを苦しめる様々な「迷い」や「悩み」から解き放たれますように。

 

お楽しみ様でした。

「迷い道」に立った時には、原点に帰り、「何が一番大切(確かなこと)か」から考え直してみることで、どの道を行けばいいかが見えてくるような気がします。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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