顔は心のモニター?~言霊の力~
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
「大切な思いを持てばこそ、イメージも言葉も大切なものを持ちたいもの」
先日、こんな話を伺いました。
それから自分が考えたことをお話します。
「有言実行」っていいですよね。
「言ったことを必ず実行する」。素晴らしいです。
自分を奮い立たせ、背水の陣を敷く(もっと言えば、逃げ道を断つ)ために敢えて口に出す人もいると思います。
その時、その人の表情には「必ずやり遂げてみせる」「やらねばならない」という強い思いが滲み出ていることでしょう。
そして、目標を達成した時、言霊(言葉に宿るとされ、言ったことを実現する霊力)の力を感じられる方もおられるのではないでしょうか。
口に出しても文章に書いても言葉は言葉。
その言葉が顔に出るのは、特に人の好き嫌いに顕著なようです。
私自身、「馬鹿にしているな・嫌っているな」或いは「恋してくれてるんだな」と相手の表情から読み取れたことがあります。
また、あるタレントがテレビでトークをしている様子を見て、「いつか大事件を引き起こすのではないか」と感じ取り、後日、実際にそうなって驚いたことがあります。
これらは、どこかで何らかの形で口や文章にしたことが言霊の力で見えるところに映し出された、そして、現実になったと言えるかもしれませんね、
「自分はダメな人間だ」「人より劣っている」と思っていたり口に出したりしていると、それがいつしか表情に出て、それを周囲に読み取られ、いい結果につながらない。
逆に、自分に自信を持ち、マイナスなことを考えたり口に出したりしない人は、その表情が周囲に安心感を与え、好結果に結びつく。
こんな正負のスパイラルが実際に起こっているような気がします。
「人は見かけによらない」こともありますが、荒々しさや優しさ、心の醜さが表情から読み取れる(怖そう・優しそう・嫌な人そう など)こともよくあると思います。
これは、日頃どこかで口にしたり何かに書いたりしている気持ちが言霊の力で現実化して表情に出ているのだとすれば、「顔は心を映すモニターである」と言えそうです(「顔は心の窓」「顔は心の鏡」という言葉がありますが、私にはこの造語の方がしっくりきますので悪しからずご了承ください)。
人は、傲慢であるよりは謙虚でいるべきだと思いますが、それも程度問題で、必要以上に自分の価値を下げる必要は全くなく、客観的に観察した自分をありのまま見せたいものです。
「謙虚な気持ち」と「大切な思い」をバランスよく取り入れた大切なイメージや言葉を持ち、その心をモニターである顔に映し出せたらいいですね。
お楽しみ様でした。

このモニターに映し出された私の表情から何を感じ取っていただけますでしょうか。
投稿者プロフィール

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