逢えない時間が愛を育てる~織姫と彦星に学ぶ~
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
私達には、「三大欲求」を始めとする様々な欲求があります。
緊急度が高い順番だと、①「睡眠欲」②「食欲」③「性欲」の順となると言われますが、中でも、特にカウンセリングと深く関わってくるのは③「性欲」でしょう。
人間関係においては、カップルや夫婦など、男女間の問題が多く、痴話げんかや子作り、果ては不倫に至るまで、様々なケースがあります。
大まかには、コミュニケーションの問題・欲求とも言えますが、その奥にあるのは「(様々な形での)性欲」だと私は考えています。
暴論だと言われるかもしれませんが、「異性の友人と仲良くしたい」「恋人がほしい」「結婚したい」などの願望の源も「(様々な形での)性欲」ではないかと思っています。
今日、7月7日は、織姫と彦星が年に一度だけ会える日とされています。
物語を紐解くと、有名な話ですが、神様達の着物を作る機織りの仕事をしている織姫と天の川の岸で牛飼いをしている彦星が、結婚後、仕事もせずに遊び惚けていたため、天の神様によって天の川の東と西に別れ別れにされてしまい、一年に一度、七月七日の夜だけ会うことを許され、以後、二人は、一年に一度会える日だけを楽しみにして、毎日仕事に精を出すようになったと言います。
真面目に機を織り、牛を飼っていた織姫と彦星ですら、愛する人と巡り合うと、仕事も手につかなくなるのです。
欲求と我慢のバランスが取れず、ルールを守って抑制しつつ欲求を健全に充足させるのではなく、欲求のみに走ってしまい、その結果、仕事に(というより、その仕事に関わる大勢の方達に)支障をきたしてしまいます。
仕事と「愛ある生活」のバランスがうまく取れてさえいれば、1年に1度と言わず、毎日毎晩顔を合わせられていたものを、欲に溺れたための哀れな末路だとも言えます。
また、仕事中という「逢えない時間」が愛を育てる(郷ひろみ氏の教え?)ということに気づいていれば、一日の仕事を終えてから顔を合わせるのを楽しみに、仕事に精も出せたでしょう。
ただ、今は、1年に1度の逢瀬を楽しみに毎日真面目に働きながら、「逢えない時間」が愛を育てている、と言えるでしょうから、それはそれで二人にとって幸せなのかもしれませんが。
人には様々な欲求(「~したい」「~したくない」「~は嫌」「~が好き」など)があります。
人には必要な我慢(「~すべき」「~しなければならない」「~してはならない」など)があります。
この二人の場合。
①いつも一緒にいたい。でも、仕事も大事だから、仕事が終わったら二人でゆっくりしよう(しばらく我慢する)。
②いつも妻の(夫の)顔が見たい。でも、仕事があるから、せめて絵姿を見ながら仕事に励もう(現実が許す範囲内で欲求を満たす)。
このようにバランスが取れていてこそ、仕事そっちのけで遊び惚けることもなく、仕事と「愛ある生活」のバランスをとって欲求を健全に充足させられるのでしょう。
現実の社会でも、それまで真面目な頼れる社員だった人が、職場内で彼女ができた途端、二人で秩序を無視した勝手な行動を取ったり、彼女に対する業務上の苦言にも「彼女はちゃんとやっている」「どこが気に入らないのか?」と猛烈に反論、というより言った相手に牙を向けてくる、という信じたくない事実が存在します。
私は、ここに、「時に理性は性欲に支配される」という悪しき事例を見ています。
織姫と彦星のように。
織姫と彦星は、二人の「いつも一緒にいたい」という欲望のために、仕事を疎かにし、年に一度だけの逢瀬を余儀なくされています。
現代社会の織姫と彦星には、天の二人を反面教師に、欲求と我慢のバランスをうまく取り、ルールを守って抑制しつつ欲求を健全に充足させていただきたいものです。
もっとも、私のように、我慢にバランスが偏り過ぎて、仕事中という「逢えない時間」で愛を失ってしまっては元も子もありませんが。
お楽しみ様でした。

「逢えない時間が愛を育てる」。現代社会の織姫と彦星には、天の二人を反面教師に、欲求と我慢のバランスをうまく取り、ルールを守って抑制しつつ欲求を健全に充足させていただきたいものです。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。
カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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