痛みと向き合う〜理論で人は救えない〜
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
私のブログ、エピソードトークが多いなと自分で書いていて思います。
理論より、痛みを知るピュアな心をモットーとする者として、自身の体験から感じたことや得たことからの訴えかけを大切にしているからでしょう。
それ以上に、たとえカウンセラーであっても、「知っている」「深い考えを持っている」などの立場から、「教える」「勧める」ような態度で発信することを何より嫌っていることが大きいですね。
そういうのは他の方々にお任せすることにしています。
「できない」のではなく、信条として「やらない」のです。
私が考えているのは、「痛みとどう向き合うか」のみです。
傷ついた心を救うのは、基本的に、カウンセリングによるカタルシスや発想の転換、リフレーミングなどではなく(もちろん、それらも大切ですが)、傷を受けた事象について「本来あるべき体験」を実際にしてもらうことだと私は思っています。
たとえば、親に酷い目に合わされ、肉親の愛情に飢えている人にいくら「信じ合うのが家族です」と家族愛の素晴らしさや大切さを説いたとしても、実際に真逆の体験をして苦しんでいる心に響くことはまずないでしょう。
少しでも希死念慮のある人は、それとは無関係の言葉でも、「シネ」という文字が入ることを嫌ったりします。
これらは、私が実際に目の当たりにしたことです。
今も、カウンセラーとしてではない私の周りにそういう方はおられます。
話したい。話を聴いてほしい。その気持ちを隠すことのない姿に、その人が向き合っている苦しみの大きさを感じています。
そこに必要なのは理論ではない。
不器用でも心から相手を想い、その言葉に真剣に耳を傾け、共感し、喜怒哀楽を分かち合うこと。
それが信頼につながり、心の支えとなる。
小賢しい理屈は必要ないし、邪魔ですね。
目の前でリストカットされたり、リストカットした痕の写メを送られたりしたこともある私ですが、だからこそ、理論抜きに痛みと向き合えるのでしょう。
幸い、今の私は、相手との信頼関係の中で、最も近いところでその痛みに向き合える立ち位置にいます。
たとえカウンセラーとしてではなくとも、全力で寄り添い、共に戦うことを誓います。
理論より、痛みを知るピュアな心で。
長文、失礼致しました。

私は、「知っている」「深い考えを持っている」などの立場から「教える」「勧める」ような態度で発信することをしません。「できない」のではなく、信条として「やらない」のです。私が考えているのは「痛みとどう向き合うか」。そこに必要なのは理論ではなく、たとえ不器用でも、心から相手を想い、話を聴き、共感し、喜怒哀楽を分かち合うこと。小賢しい理屈は必要ないし、邪魔ですね。今の私は、相手との信頼関係の中で、最も近くで痛みと向き合える立ち位置におり、たとえカウンセラーとしてではなくても、全力で寄り添い、共に戦うことを誓います。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。
カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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