勝ち続けてはいけない〜負けて得るものの大きさ〜 

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回のWBC、日本は準々決勝敗退でした。
いろんな意見が飛び交っていますが、私はこれで良かったと思っています。
今の日本の選手と国民の悔しさはこれまで他国が味わってきたもの。
そこから得るものは大きい筈です。

あえて言います。
勝ち続けないこと。
適度に失敗すること。
人にあれこれ言うより言われる立場を大切にすること。
勝利の美酒より敗者の涙を有り難く感じること。
得るものが大きいのはそういう人。
そう信じています。

成功体験ばかりだと人間ダメになる。
皆さんも、そういう実例を数多く見ていませんか?

「勝敗は六分か七分勝てば良い、八分の勝ちはすでに危険であり、九分、十分の勝ちは大敗を招く下地となる」
武田信玄の名言です。
子供向けの読み物では、「戦いは全勝してはいけない。心が緩んでいつか負ける原因となるからだ。少し勝ったくらいが一番良い」と分かりやすい表現に変えられていたりもしますが、勝ち続けている状態を良しとするということは、裏を返せば、自分を振り返る気持ちや改善の余地がないということではないでしょうか。

勝ち続けることは、振り返りや改善の余地だけでなく、ゆとりも気持ちから奪っていくことがあるでしょう、
心が勝つことに支配され、負けることを受け入れられない。
「勝つことだけが人生ではない」という気持ちでいろんなことに目を向けられない。
そこに得るものなどない気がします。

人間関係が順調な人よりそうでない人
幸せを感じる人より感じられない人
痛みがない人よりある人
悩み苦しみ考える分、そこを乗り越えた後の人生の実りは格別な筈。
自分の振り返りや改善にも十分に取り組めていることでしょう。
それが、「負けて得るものの大きさ」。

カウンセリングにおいても、問題を通じてより大きな学びを得ているのはカウンセラーではなくクライエント。
だからこそ、カウンセラーは「寄り添う同志」に徹して「教える先生」になってはいけない。
私は、そう思っています。

あえて言います。
勝ち続けないこと。
勝利の美酒より敗者の涙を有り難く感じること。
得るものが大きいのはそういう人。

お楽しみ様でした。

あえて言います。勝ち続けないこと。勝利の美酒より敗者の涙を有り難く感じること。得るものが大きいのはそういう人。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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