忖度と尊重は違う~相手の気持ちを考える~
くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
https://trilltrill.jp/articles/4645162
職員室で突然「おい!!」→廊下に呼び出され1時間…。職員会議中、年配教師が30代教員に激怒したワケ
このネット記事に感じるところがありました。
年上、年下に関係なく、誰の意見であっても忖度せずに、良いものは良い、悪いものは悪いと物事を発言し、主張する。
当たり前のことです。
しかし、自分が正しいと思うことの主張ばかりで、相手の立場や気持ちを考え尊重する姿勢がないと、別の意見を持つ人にとって許し難いことになる。
これも当たり前のことです。
この記事にあるように、「年上を敬え」「若者は黙ってろ」「でしゃばるな」と大きな声で叱責したくもなるでしょう。
もちろん、大声での叱責や高圧的な態度は、許されないことではありますが、人間の生理として理解はできます。
誰にでも自身の経験や立場に対する思いがあるでしょう。
あまりに一方的に良い・悪いを決めつけられると、結果的に自分を否定されたように感じさせてしまう筈。
「若者が頑張るのはいいことだが、自分の考えを蔑ろにされている気分だった」
この言葉が全てを物語っている気がします。
私がこのブログで何度か述べている「ロジカルハラスメント」についてもそう。
相手の立場や気持ち、どのように受け取るかということにまで思考を巡らせる余裕というより発想が根本から欠けていると、「自分が正しい」に終始し、建設的な意見交換ができず、独りよがりな正論(実際には正論かどうかも定かではありません)で相手を精神的に追い込んでしまうことになるのです。
誰の意見であっても忖度せずに、良いものは良い、悪いものは悪いと物事を発言し、主張するのはいい。
しかし、それは、自分が良いと思わない意見に耳を傾けなくていい。自分と違う意見があることを尊重する必要はない。ということではありません。
忖度(他人の気持ちや意向に沿うように配慮すること)と尊重(人や物事の価値・立場・気持ち・ルールなどを軽んじたり踏みにじったりしないよう心がけること)は違います。
相手の気持ちを考えることがどんな時にも大切ですね。
最も良くないのは、当たり前ですが、「自分が正しい」という思い込みと、その思い込みの一方的な押しつけでしょう。
人との関わりからそれがなくならない限り、たとえ真面目な意見交換のつもりでも、相手が怒ったり傷ついたり精神的に追い込まれて病んたり、という不幸がいつまでも続くだろうと自信を持って言えます。
私たち一人一人が、忖度と尊重を履き違えずに。どんな時にも他者の立場や気持ちを思いやれる人間でありたいものです。
お楽しみ様でした。

誰の意見であっても忖度せずに、良いものは良い、悪いものは悪いと物事を発言し、主張するのはいい。しかし、それは、自分が良いと思わない意見に耳を傾けなくていい。自分と違う意見があることを尊重する必要はない。ということではありません。忖度(他人の気持ちや意向に沿うように配慮すること)と尊重(人や物事の価値・立場・気持ち・ルールなどを軽んじたり踏みにじったりしないよう心がけること)は違います。相手の気持ちを考えることがどんな時にも大切ですね。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
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カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。
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