もしも相手の「価値観」を否定したら~人間関係が壊れる見えない境界線~

くれたけ心理相談室大阪支部 心理カウンセラーの宇野謙一です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今日投稿した謎かけがこちら。

【ととのいました 2026年7月17日】

「価値観」とかけまして、
「落花生」と解きます。
その心は?
「このみ(好み・木の実)とは異なります」
うのっちです💯😁

<価値観>
何に価値を認め、何を大切にするかという指針。単なる好みとは異なる。

上記にあるように、物事を評価・判断するときの基準となる「何を大切だと感じるか」という内面的な価値のものさしが「価値観」。
人生観や行動、他者との関係性に大きく影響すると言われます。
突き詰めて考えれば、人間同士の間のどんな関係の悪化も、多かれ少なかれ「価値観」の違いが絡んでいる筈。

何を重要・望ましいとみなすかという「価値観」にはしばしば個人の主観が入ります。
個人の主観に過ぎない「価値観」に合わないからと悉く弾いていては人間関係が崩壊するのも当然でしょう。

個人の「価値観」や主観は、人を傷つけないことを大前提に大いに尊重されていいと思います。
そして、各個人の主観と主観の間の共有の領域が「間主観性」。
個人の好みや感想がどうであれ、「誰もにそうだとみなされる(みなされなければならない)」領域。
「何がどうだ」ということではなく、個人の主観に関わらず、尊重すべき相手の領域。
「自分もOK。相手もOK」。
この姿勢があってこそ、個人の「価値観」を語っていいのだと私は思います。

閑話休題

昔、ある女性と交際していた時、彼女は毎晩のように電話で話したがりました。
仕事や劇団の稽古で疲れていても、帰りの電車から降りる時間を見計らって、メールでどんなに断っても電話をかけてきて、駅から自宅へ戻る道々、長々と話さなければなりませんでした。

私は、元々電話で話すのは苦手な方です。
そんなに話題もないし、お泊まりデートで度々逢ってたっぷり話しているというのに、逢わない日は自分の時間がほしい。
そんな気持ちでした。
彼女にもその気持ちを伝えました。
しかし、彼女の考えは違いました。
「彼氏とは毎晩電話するもの(したい)」と強く思っており、私に訴えました。
挙句に、「私の友達、みんな『彼氏、変わってるね』って言ってる」とまで言い出す始末でした。

私にとっては、二人の時間以外のそれぞれの時間も大切にしたい。だから彼女にも私のことにばかり捉われず、たくさんの人といい時間を過ごしてほしい。
これが二人の交際を考える上での「価値観」でした。

ところが、彼女にとっては、いつも私といることにこそ価値があり、私が彼女の時間を尊重しようとすればするほど、彼女にとっては、自分の「価値観」を尊重してもらえない状態になっていたのでした。

この件に関しては、二人の「価値観」が食い違い、しかもお互いが相手を尊重して寄り添えなかった。
そんな気がします。

「自分もOK。相手もOK」。
この姿勢があってこその個人の「価値観」。
あの頃、二人の「価値観」と「価値観」の間の共有の領域「間主観性」、いわゆる妥結点を共に探すことができていれば…

「価値観」の話にかこつけて昔を振り返ってみました。

お楽しみ様でした。

投稿者プロフィール

宇野謙一カウンセラー
宇野 謙一くれたけ心理相談室(大阪支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(大阪支部)は、大阪府大阪市・八尾市を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、Zoomや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

カウンセリングを通じて、「困っていた問題」 が 「新たな気づきや成長へのきっかけ」となることを心から願っています。

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